台風19号で被害を受けた被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
私達は災害の避難所と避難生活を研究している学会です。我が国の避難所の状況は海外と比較しかなり条件が悪いことが明らかになっています。避難所の運営でご多忙とは思いますが、被災者の方々の避難が長くなる可能性がある避難所では被災者の生活の向上のため海外先進国では標準となっている以下の点を是非ご検討ください。
1.トイレ
20人に1個以上の洋式トイレを含めて準備してください。(避難所に洋式トイレが無いため危険な自宅に戻られた高齢者の報告がすでにありました)。
2.食事
給食センターや公民館の調理室などを使用した暖かい食事の提供をご考慮ください。
3.簡易ベッド
被災者が避難所での夜間の寒さを訴えられていますが、段ボールベッドは雑魚寝よりも暖かいことがわかっています。段ボールベッドの手配に関しましては行政(都県)から東日本ダンボール工業組合TEL(03-3551-6111))FAX(03-3551-6113)へ御連絡をお願いいたします。災害救助法の適用及び国のプッシュ型支援の実施となります.なお東日本段ボール工業組合は昨年の北海道胆振東部地震で避難所への支援実績があります。
ご意見、質問などは以下までお寄せください。よろしくお願いします。
避難所・避難生活学会理事一同
避難所・避難生活学会理事長 榛沢和彦
新潟大学医歯学総合研究科先進血管病・塞栓症治療・予防講座
TEL/FAX:025-368-9108 携帯番号:090-2468-0140
Email:hanzawakazuhiko@gmail.com
避難所・避難生活学会理事事務局 水谷嘉浩
Email:mizutani@jpacks.co.jp 携帯番号:090-8653-5129