10年前の熊本地震では、地震直後に車中避難をしてエコノミークラス症候群を発症した人が多数おられました。
暑いので熱中症予防のために車中のエアコンで涼む必要もあるかもしれませんが、エコノミークラス症候群にも十分気をつけていただきたいと思います。
もしも車中避難する場合には熱中症対策と同じように水分補給を定期的に行い、2〜3時間ごとに車から降りて歩く、または足の運動やマッサージをしてください。
また、もしあれば手術後に着用しているふくらはぎを圧迫する「弾性ストッキング」または「着圧ソックス」を履くことも予防になります。
なお、最近手術を受けた、持病がある、足の静脈に血栓ができたことがある、などではなるべく車中避難はしないでください。
新潟大学医歯学総合研究科先進血管病・塞栓症治療・予防講座特任教授、医学博士
榛沢和彦
