新型コロナウィルス軽症者隔離施設について感染拡大地域の自治体の皆様へ

新型コロナウィルス軽症者隔離施設について感染拡大地域の自治体の皆様へ

武漢の軽症者向けの体育館などの隔離施設・仮設病院などでは簡易ベッドが使われていました(https://www.afpbb.com/articles/-/3272411?pid=22209994参照)。今後日本でも新型コロナウィルス感染拡大地域では、ウィルス陽性者や軽症者の隔離施設が設置されることが予想されます。このような施設は避難所と同様、雑魚寝を避けるために簡易ベッドの設置を推奨します。

この際に簡易ベッドを大量に供給する手段として、段ボール製簡易ベッドが利便性の高さから適していると思われます。昨年の台風19号災害や2018年の西日本豪雨災害で多数使われた実績がある段ボール製簡易ベッドは、短時間に大量生産が可能であること、JIS規格の試験で耐荷重性が認められていることなどに加え、処分が容易で使い捨て可能であることは感染対策に適しています。飛沫対策としても、交換が容易な段ボール製パーテーションを利用し、ベッドの間隔を開けることで効果的なゾーニングが可能になると思われます。

西日本豪雨災害の愛媛県西予市の避難所の様子:一定の間隔を開けたベッド配置、段ボールによるパーティションが準備された。

図1西予市避難所

連絡先:避難所・避難生活学会事務局 水谷嘉浩

mizutani@jpacks.co.jp  090-8653-5129